2019年12月28日 20:23 | 無料公開
台風19号の大雨で冠水した福島県須賀川市の市街地=10月
【ロンドン共同】2019年に世界で起きた自然災害で、推定被害額が10億ドル(約1100億円)を超えたものが15件に上ったとする報告書を、ロンドンの国際援助団体「クリスチャンエイド」が28日までに発表した。このうち7件は100億ドル超の損失を出し、日本に上陸した台風15号と19号を合わせた被害も含まれている。
報告書は、15件全てが地球温暖化が関係していると分析。洪水などの増加や森林火災の原因となる渇水、海面水温の上昇などが気候変動の結果として生じていると指摘した。
15件で被害額が最大なのは、10〜11月に米カリフォルニア州で起きた山火事で250億ドル。