韓国、2基目の原発廃炉を決定 採算性過小評価疑惑で遅延も

 【ソウル共同】韓国原子力安全委員会は24日、運転が停止されている南東部・慶州の月城原発1号機(加圧水型重水炉、出力67万9千キロワット)に関し、運営会社「韓国水力原子力(韓水原)」の申請を認め廃炉にすることを決めた。実際に廃炉になれば韓国では2017年の古里原発1号機に次いで2基目。

 ただ今回の廃炉決定に絡んで韓水原が作成した資料を巡り、月城原発1号機の採算性を意図的に過小評価したとの疑惑が浮上。聯合ニュースは刑事事件に発展する恐れがあると指摘しており、手続きが遅延する可能性もある。


  • LINEで送る