18年度の産廃不法投棄、4倍に 大量事案で15万トン超

 環境省は24日、2018年度に全国で新たに見つかった産業廃棄物の不法投棄は155件、計15万6826トンだったと発表した。奈良県天理市で大量投棄事案が見つかったことや、神奈川、千葉両県で過去に不法投棄された事案の量が確定したことなどが影響し、投棄量は17年度の4倍超に増えた。

 都道府県別では神奈川が6万5680トンで最も多く、千葉6万4500トン、奈良6749トン、青森2721トンと続いた。秋田や高知など14都府県はゼロだった。

 種類別に見ると、がれきや木くずなど建設工事で出る廃棄物が、14万9001トンと9割超を占めた。


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