民間ロケット、29日発射へ 北海道大樹町、冬季は初

小型ロケット「MOMO」5号機を前に記念撮影する「インターステラテクノロジズ」の稲川貴大社長(左端)ら=23日午前、北海道大樹町

 北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は23日、自社開発の小型ロケット「MOMO(モモ)」5号機を29日に同町の実験場から打ち上げると発表した。冬季の打ち上げは初で、稲川貴大社長は会見で「冬でも打ち上げができることを実証したい」と意気込んだ。

 5号機は全長約10メートル、直径約50センチ、重さ約1トン。悪天候などに備え、2020年1月3日までを予備日に設定した。

 同社は19年5月の3号機で、日本初となる民間単独開発のロケットの宇宙空間到達に成功した。7月に発射した4号機は打ち上げ後に、エンジンが緊急停止し、失敗した。


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