障害と難病、国政に現状を伝える れいわ2氏、国会参加大きな意義

新幹線を試乗して車いす用スペースを確認する木村英子氏=1日、東京都内

 重い障害がある木村英子参院議員(れいわ新選組)が22日までに共同通信の取材に応じ、7月の当選後、初めて臨んだ本格的な国会審議について「障害者の現状を伝えようと、毎回悩みながら質問を作った」と振り返った。難病で言葉を発するのが難しい舩後靖彦参院議員(同党)も代読やパソコン音声による史上初の質疑を実施。識者らからは「(障害の)当事者が国会に加わった意義は大きい」と評価する声が広がっている。

 全盲全ろうの福島智東大教授は「国会議員はさまざまな条件を抱える国民の代表。障害を巡る問題を、障害のない議員だけで審議するのは不自然だ」と両議員の国会入りを評価する。


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