2019年12月17日 19:38 | 無料公開
新たに名付けた恒星「カムイ」(右上)と惑星「ちゅら」の想像図(国立天文台提供)
国立天文台は17日、地球から410光年離れた太陽系外の恒星に「Kamui(カムイ)」、その周りを回る惑星に「Chura(ちゅら)」と名前を付けたと発表した。国際天文学連合の創立100周年事業で、2天体の命名権が日本に割り当てられていた。今後は世界共通の天体名として使われる。
天文台によるとカムイはアイヌ語で「神の宿る物や場所」、ちゅらは沖縄・琉球語で「美しい」といった意味。今年が国際先住民族言語年であることを考慮し、日常的に使う人の少ない言語にスポットを当てた。自然に対する尊敬と畏怖の念を込めている。国立天文台が名前を公募し、約700の候補から選定した。