男児死亡で児相対応検証、島根県 一時保護解除巡り有識者初会合

 島根県安来市のアパートで一時保護解除の約1週間後に小学4年増田陸君(10)が刺されて死亡、重体となった母親(44)が無理心中を図ったとみられる事件を巡り、県が13日、児童相談所などの対応を検証する有識者会議の初会合を松江市で開いた。精神的に不安定だった母親の通院先を含めた聞き取りを実施し、保護解除の判断や時期の妥当性を重点的に議論する方針を確認した。

 県中央児童相談所は安来市からの虐待通告を受け、9月11日から陸君を一時保護。母親と面会を重ね、家事代行や登校支援などの福祉サービスを手配して11月25日に解除。2人は今月2日、倒れているのが見つかった。


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