COP25、会期延長へ パリ協定の削減目標で対立

 【マドリード共同】スペイン・マドリードでの国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)は13日、会期最終日の協議を実施した。パリ協定の下、各国が来年再提出する温室効果ガス排出の削減目標の引き上げを巡り対立が続き、会期を延長する見通しとなった。

 削減水準の引き上げを各国に義務付ける文言を決議に盛り込みたい国と、これを避けたい先進国などとの溝が埋まらず協議を重ねた。一部積み残しとなっているパリ協定の実施ルール作りも難航し、交渉が続いた。

 来年に本格始動するパリ協定は産業革命前からの気温上昇を2度未満、できれば1・5度に抑えることを目指す。


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