首相のインド訪問、延期を決定 政府、現地の治安悪化で

 政府は15日から予定していた安倍晋三首相のインド訪問を延期すると決定した。同国の北東部グワハティで、モディ首相と16日に会談する予定だったが、外出禁止令が出されるなど現地の治安が悪化しているのが理由。日本とインドの両政府が13日、正式に発表した。

 グワハティでは、移民に関する法改正に抗議する住民らと治安部隊が衝突し死者も出ている。外務省幹部は「現地情勢は相当厳しく、好転する見通しは立たない」と説明。会談場所の変更については「今から調整するのは難しい」と語った。

 首相は17日まで滞在し、インパールを訪れ、平和記念碑に献花する日程を公表していた。


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