東証、午前終値2万3352円 米中貿易協議、様子見姿勢で続落

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 11日午前の東京株式市場は、米中貿易協議の動向を見守りたいと様子見姿勢が広がる中、売りが優勢となり、日経平均株価(225種)は続落した。米連邦公開市場委員会の結果発表を控えて、取引は低調だった。

 午前終値は前日終値比57円28銭安の2万3352円91銭。東証株価指数(TOPIX)は7・10ポイント安の1713・67。

 米中の貿易交渉団が米国による制裁関税「第4弾」の残り分の発動を延期する方向で準備していると報じられたことで、市場の不安心理が和らぎ、朝方は上昇して始まった。ただ、トランプ米大統領は意向を明らかにしておらず、利益確定の売りが出て下落に転じた。


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