セブン社長、報酬一部返上 賃金未払い問題で謝罪

加盟店従業員の残業代の一部が未払いとなっていた問題で、記者会見の冒頭に謝罪するセブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長(中央)ら=10日午後、東京都千代田区

 セブン―イレブン・ジャパンは10日、加盟店従業員の残業代の一部が未払いとなっていた問題で、永松文彦社長が月額報酬の10%を3カ月間返上すると発表した。東京都内で記者会見した永松氏は「従業員、オーナーにご迷惑とご心配をお掛けしたことを深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 セブンでは、本部がオーナーとの契約に基づき、従業員の給与計算と支払い業務を代行している。2001年10月以降、残業手当の計算式の数値に誤りがあったため支払いが不足した。

 今回判明した未払いの総額は、データの残る12年3月から19年11月までで、遅延損害金1億1千万円を含め約4億9千万円。


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