政府、農業の重点施策決定 輸出と生産基盤拡大目指す

シャインマスカット

 政府は10日「農林水産業・地域の活力創造本部」の会合を首相官邸で開き、農業政策の重点事項をまとめた「農業生産基盤強化プログラム」を決定した。和牛の増産やブランド保護など、農林水産物・食品の輸出拡大に向けた取り組みが柱。日米貿易協定や環太平洋連携協定(TPP)など農産物貿易を巡る国際環境の変化や相次ぐ自然災害に対応する。

 新たな強化プログラムに関連する予算は2019年度補正予算と20年度当初予算で確保し、切れ目のない対策を講じる。

 海外で需要が高まる和牛の増産対策のほか、欧米の食品安全衛生基準に即した食肉処理施設の整備を図る。


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