2019年12月9日 20:24 | 無料公開
記者会見するWADAのリーディー委員長。左はバンカ次期委員長=9日、ローザンヌ(共同)
【ローザンヌ(スイス)共同】世界反ドーピング機関(WADA)は9日、ロシアのドーピング不正に絡むデータ改ざん問題を巡ってスイスのローザンヌで臨時常任理事会を開き、ロシア選手団を東京五輪・パラリンピックやサッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会、各競技の世界選手権など主要大会から4年間除外する厳罰処分を全会一致で決めた。潔白を証明した選手のみ個人資格での出場を認める。
連帯責任の全面的な除外は見送る一方、18年平昌冬季大会と同様に国としての参加や国旗の使用は認めない。国際オリンピック委員会(IOC)は「決定を支持する」との声明を出した。