課徴金1億9千万円を勧告 インサイダーで過去最高額

 公表前に入手した業務提携情報を基に東証1部上場の半導体商社「イノテック」(横浜市)株でインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は6日、金融商品取引法違反の疑いで、香港に住む40代の外国籍の男性に課徴金1億9625万円を納付させるよう金融庁に勧告した。監視委によると、インサイダー取引で勧告された課徴金としては過去最高額。

 男性は提携先の投資会社「CVPホールディングス・リミテッド」(香港)の役職員。イノテックは2017年8月29日、CVP社との資本業務提携を発表した。


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