東京パラで公式映画製作へ IPC、来年12月公開予定

1964年東京パラリンピックを描き、来年1月に再上映されるドキュメンタリー映画「東京パラリンピック 愛と栄光の祭典」の宣伝ポスター(制作:〈日芸綜合プロ〉上原明)

 2020年東京パラリンピックの記録や映像を後世に残す公式映画が製作される見通しとなったことが3日、複数の関係者への取材で分かった。国際パラリンピック委員会(IPC)の公認で準備段階から大会閉幕までドキュメンタリー形式で描く画期的な取り組みで、大会の放送権を持つNHKが協力して製作を計画。公開時期は来年12月ごろを予定している。

 五輪では公式映画の製作が契約で義務付けられており、東京大会は河瀬直美さんが昨年10月に監督に就任。パラリンピックはこうした規定が原則ないが、「共生社会」の実現を目指す東京パラリンピックでも関係者らから製作を求める声が上がっていた。


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