「気候変動パネル」が殿堂入り 環境保全への貢献で顕彰

 環境保全に貢献した人や団体を顕彰する第11回「KYOTO地球環境の殿堂」に、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)と、アイルランド元大統領で国連人権高等弁務官を務めたメアリー・ロビンソン氏(75)を選んだと運営協議会が3日、発表した。IPCCは、団体として初の殿堂入りになる。

 IPCCは1988年に設立された政府間機構で、科学・技術的な包括的評価により、気候変動に関しての画期的な学術研究や世界的な合意形成に貢献。本部はスイスにあり、今年5月には京都で総会を開催した。

 表彰式は来年2月11日、国立京都国際会館(京都市)で開く。


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