特定抗争暴力団、月内にも指定へ 山口組と神戸山口組の事件で

発砲事件があった兵庫県尼崎市の現場付近を調べる警察官=11月27日

 指定暴力団の山口組と神戸山口組の抗争とみられる事件が相次いだことを受け、兵庫県警が暴力団対策法に基づき、両組織を「特定抗争指定暴力団」に指定する手続きや調査を進めるためのプロジェクトチームを設置したことが3日、捜査関係者への取材で分かった。県公安委員会が双方から意見聴取する場を設け、要件が整えば月内にも指定する方針。

 捜査関係者によると、プロジェクトチームは両組織の主要傘下団体の拠点や関係先がある愛知、岐阜、三重、京都、大阪などの府県警と連携。抗争が起きる危険性のある「警戒区域」を設定するため具体的な地域を検討している。


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