2019年12月2日 18:16 | 無料公開
スーパーコンピューター「富岳」を構成する計算機=2日午後、石川県かほく市
富士通と理化学研究所が共同開発したスーパーコンピューター「富岳」の出荷が2日始まり、石川県かほく市の富士通系列の製造工場でセレモニーが開かれた。来年6月ごろまでに計約400台の計算機が順次、神戸市の理研計算科学研究センターに納入される。運用開始は2021年ごろの予定。
富岳は今年8月に運用を終えた「京」の後継機。名称は富士山になぞらえたもので、性能の高さと多くの分野で使える裾野の広さを表す。高性能の中央演算処理装置(CPU)を15万個以上接続して構成され、京の100倍の計算速度や、省電力を目指している。