インドの成長率、6年ぶり低水準 4・5%、製造業と農業が不振

 【ニューデリー共同】インド政府は29日、2019年7〜9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比4・5%だったと発表した。4〜6月期の5・0%からさらに減速。インドメディアによると、13年1〜3月期に4・3%を記録して以来約6年ぶりの低水準で、モディ政権が発足してから最低となった。

 米中貿易摩擦などによる世界経済の減速傾向を受け、主力の製造業が伸び悩んだ。農業生産も振るわなかった。

 PTI通信によると、インド準備銀行(中央銀行)はこの日、19年度のGDP成長率の予想を6・9%から6・1%に引き下げた。


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