東証5日ぶり反落、終値28円安 香港巡る米中対立の激化を懸念

 28日の東京株式市場は、香港情勢を巡る米中の対立激化への懸念から、日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比28円63銭安の2万3409円14銭。

 東証株価指数(TOPIX)は2・92ポイント安の1708・06。出来高は約9億2500万株。

 米国で「香港人権・民主主義法」が成立したことで、市場は中国の反発を警戒。利益確定の売り注文が相場の重しとなった。中国は報復措置を示唆しており、合意に近づいているとされる米中貿易協議への悪影響も懸念された。

 アジア株が総じて下落したことも東京市場の売り要因となった。


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