小売販売額、7・1%減 消費増税や天候不順影響

小売販売額の増減率の推移

 経済産業省が28日発表した10月の商業動態統計速報によると、小売販売額は前年同月比7・1%減の11兆900億円だった。消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減や、台風19号による天候不順などが影響した。減少は3カ月ぶり。9・7%減だった2015年3月以来、4年7カ月ぶりの大幅な落ち込みだった。

 消費税率が5%から8%に上がった14年4月は4・3%減で、今回の落ち込みが上回った。経産省は、台風19号による店舗の臨時休業に加え、被災地の購買意欲が低下したことも要因に挙げた。

 15年3月の落ち込みは、消費税率が8%に上がる前の駆け込み需要が14年3月にあったため。


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