与党、今国会の会期は延長せず 首相の予算委出席回避狙う

 与党は、来月9日までの今国会の会期を延長しない方向で調整に入った。日米貿易協定承認案など政府提出法案の成立にほぼ見通しがついたためだ。首相主催の「桜を見る会」を巡り、野党が求める安倍晋三首相出席の衆参両院予算委員会の集中審議には応じない。一問一答で首相が攻撃されるのを避け、早期幕引きを狙う。野党が内閣不信任決議案を提出するなど不測の事態が起きれば、延長有無を含め対応を改めて検討する。関係者が27日明らかにした。

 与野党は参院憲法審査会を来週開催する方向で一致した。審査会構成の確認手続きのためで、実質的な議論は今国会で行われない見通し。党首討論も開かない。


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