香港人権法案署名で明言避ける 米大統領、対中協議の影響見極め

米国のトランプ大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は22日、香港の高度な自治を保障する「一国二制度」を中国が守っているかどうか米政府に毎年検証を求める「香港人権・民主主義法案」に署名するか拒否権を発動するかどうか明言を避けた。中国は法案に猛反発し成立すれば報復措置を取る構えで、対中貿易協議への影響を慎重に判断しているようだ。

 トランプ氏はFOXニュースのインタビューで「香港を支持しなければならないが、私は習近平中国国家主席も支持している。彼は友人で、素晴らしい人物だ」と強調した。同時に「われわれは史上最大の貿易協定の交渉過程にあり、実現できたらすごいことだ」と語った。


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