パプア自治州大統領、独立に期待 23日から住民投票

パプアニューギニア・ブーゲンビル自治州ブカで、住民投票を前に記者会見するモミス大統領=22日(共同)

 【ブカ共同】南太平洋のパプアニューギニア・ブーゲンビル自治州のモミス大統領は22日、自治州のブカで記者会見した。23日から実施される独立か自治拡大かを問う住民投票について「人々は独立に票を投じるだろう」と述べ、独立への期待感を示した。結果の確定にはパプア政府との交渉を経てパプア議会の承認が必要で、迅速な対応を求めた。

 モミス氏は投票について「われわれは困難な道を歩んで来たが、独自の方法で将来を決定する機会を得て幸運だ」と実感を込めた。またパプアのマラペ首相を「独立多数の結果になった場合『対処する』と言った初めての首相」と評価し、スムーズな交渉を期待した。


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