台風で宿泊中止45万人、観光庁 15・19号影響、14都県で

台風15号で損壊した千葉県内の宿泊施設=10月31日

 台風15号、19号によるホテルや旅館の宿泊キャンセルが少なくとも14都県で計45万人に上ることが19日、観光庁の推計で分かった。施設損壊や交通網の寸断で宿泊不能となっただけでなく、風評被害もあるとみられる。被災地では12月にも、旅行代金を割り引く「ふっこう割」が開始される。観光庁はキャンセル数に応じた補助金を各都県に配り、原資にしてもらう。

 推計は台風15号の通過後から9月末まで、19号通過後から10月末までのキャンセル状況を旅行会社に尋ね、算出した。対象は災害救助法が適用された14都県390市区町村。都県別の内訳は明らかにしていない。


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