2019年11月19日 15:42 | 無料公開
沖縄県宮古島市で見つかった「ウランペレット(核燃料棒)」と記載された物体(同市提供)
沖縄県宮古島市の海岸で、「ウランペレット(核燃料棒)」と書かれた筒状の物体一つが見つかり、玉城デニー知事の災害派遣要請を受け陸上自衛隊が19日に調べた結果、放射線は測定されなかった。経済産業省は約15年前に全国の小中高校などに配布した「燃料見本キット」の一部の可能性があるとの見方を明らかにした。放射性物質を含まない模擬品だという。
市や陸自によると、物体は長さ約20センチ、直径約1・5センチ。経産省資源エネルギー庁によると、燃料見本キットは、エネルギー教育のための教材で、核燃料などの仕組みを紹介している。担当者は「配布先など事実関係を確認中だ」と述べた。