大統領顧問弁護士の圧力で解任 前ウクライナ米大使が議会証言

15日、米下院委員会の公聴会に出席したヨバノビッチ前駐ウクライナ大使(左)=ワシントン(UPI=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査で、ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使は15日、下院情報特別委員会の公聴会で証言した。トランプ氏の政敵バイデン前副大統領に関連する捜査をウクライナ側に求めていた顧問弁護士ジュリアーニ氏らによる組織的な中傷キャンペーンの結果、5月に解任されたとの認識を示した。

 弾劾調査での公開証言は3人目。ヨバノビッチ氏は自分が汚職への取り組みについて批判していた当時のウクライナ検事総長らとジュリアーニ氏が協力していたと語り、トランプ氏も自分の辞任を「強く求めた」とサリバン国務副長官から聞いたと述べた。


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