2019年11月12日 16:50 | 無料公開
倒れる前の「左近の桜」=2014年4月、水戸市(茨城県提供)
茨城県の大井川和彦知事は12日の定例記者会見で、日本三名園の一つ偕楽園(水戸市)のシンボルとされ、9月の台風15号の影響で倒れたヤマザクラ「左近の桜」について、宮内庁から代わりの苗木をもらい、植樹する方向で調整していると明らかにした。「宮内庁にお願いし、新たな苗木を頂ける方向で検討いただいている」と述べた。
県によると、倒れた桜は樹齢63年。京都御所の著名な「左近の桜」の系統の苗木を宮内庁から提供され、1963年に植えた。台風で暴風警報が出ていた9月9日朝、倒れているのが見つかった。根元まで腐朽菌に侵され再生不可能な状態だ。