2019年11月12日 10:45 | 無料公開
探査機はやぶさ2と小惑星りゅうぐうのイメージ(JAXA・池下章裕氏提供)
萩生田光一文部科学相は12日の閣議後記者会見で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機はやぶさ2が13日に小惑星りゅうぐうを出発し、地球に向かうと明らかにした。帰還は来年12月ごろの見通し。
はやぶさ2は2014年12月に打ち上げられ、昨年6月に小惑星付近に到着。2度着陸して岩石試料を採取した。地球に帰還した際、大気圏で燃え尽きた初号機と異なり、試料の入ったカプセルを投下した後、宇宙空間で探査を続ける予定。
届けられた岩石試料は、46億年前に誕生した太陽系の起源に迫るための研究材料になる。生物の材料にもなる有機物が見つかることも期待されている。