月収51万円超で年金減額案 働く高齢者、厚労省修正

 厚生労働省は働いて一定以上の収入がある高齢者の年金を減らす在職老齢年金制度に関し、65歳以上が対象となる月収を「51万円超」に見直す案を13日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会に示すことが11日、分かった。月収51万円までなら年金が全額支給される。厚労省は先月「62万円超」を提案したが、高所得者優遇との批判が出ることを懸念し、与党が厚労省に修正を求めた。

 在職老齢年金では、現在、65歳以上の働く高齢者は年金と賃金の合計が月47万円を超えると年金が減額される。


  • LINEで送る