五輪ゴルフ会場で搬送訓練 落雷、突風での負傷者想定

訓練で負傷者役の男性(左)を救助する消防隊員=11日午前、埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部

 2020年東京五輪でゴルフの会場となる埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部で11日、競技中に自然災害が起きて負傷者が相次いだとの想定で、地元の消防や医療機関が救護や搬送の訓練を実施した。大勢の観客が詰め掛ける五輪本番に備え、各機関の連携や対応力を高める狙い。

 悪天候で競技が中断され、観客らが避難中に落雷や突風が発生、雷に打たれたり、倒れたテントの下敷きになったりして約50人が負傷する事態を想定した。応急救護所を設け、救急車で病院に搬送するまでの一連の手順を確認。

 この会場では20年7月30日〜8月2日に男子、8月5〜8日に女子の競技が行われる。


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