雪印も液体ミルク参入へ 20年度にも、3社目

記者会見する雪印メグミルクの西尾啓治社長=8日午後、東京都新宿区

 雪印メグミルクの西尾啓治社長は8日の記者会見で、母乳の代わりとなる乳児用液体ミルクについて、2020年度の製造・販売開始を目指して国への申請に向けた手続きを進めていることを明らかにした。国の審査が通れば、液体ミルクへの参入は江崎グリコ、明治に続き3社目となる。

 西尾社長は「試作を進めてきたが、製品化のめどが立った」と説明。ブランド名やパッケージの種類、容量などは「国への手続きが完了した時点で発表したい」と述べた。

 液体ミルクを巡っては、16年の熊本地震などの災害をきっかけに国内製造が可能になるよう国が省令を改正し、今春から先行する2社が販売を始めた。


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