東京都分の負担、地元代替なし 五輪マラソン経費で組織委

東京五輪のマラソンと競歩の札幌開催に関し、北海道の鈴木直道知事(手前右)と会談する組織委の武藤敏郎事務総長(同左)=8日午前、北海道庁

 2020年東京五輪のマラソン、競歩の札幌開催で、大会組織委員会の武藤敏郎事務総長が8日、札幌市で秋元克広市長と会談し、開催地変更に伴って新たに発生する経費のうち、ルール上は東京都の負担が想定された仮設設備などの費用を、市や北海道に肩代わりさせることはないとの方針を伝えた。会談は冒頭を除いて非公開で行われ、終了後に市が記者団に明らかにした。

 東京都外で行われる会場の費用負担は17年の組織委、都、政府、関係自治体の大枠合意で、仮設設備や電力、通信などの費用は都が担うことになった。


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