鶴竜、九州場所出場を明言 出稽古で15戦全勝

朝稽古で豊山(右)を攻める鶴竜=福岡県志免町の時津風部屋宿舎

 大相撲の横綱鶴竜が6日、福岡県志免町の時津風部屋で出稽古し、平幕豊山を相手に15戦全勝と、九州場所(10日初日・福岡国際センター)を前に順調な調整ぶりを披露した。先場所途中休場の要因となった左膝は「完璧ではない」としたが、九州場所の出場については「もちろん(出る)」と明言した。

 鋭い踏み込みから立ち合いで圧倒。素早い巻き替えでもろ差しにする場面も目立ち、豊山を全く寄せ付けなかった。番付発表があった10月28日から休みなく稽古し「さすがに疲れがたまっている」と話す。それでも、本場所の15日間を見据え「そういうスタミナが大事」と強調した。


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