れいわ木村氏、社会参加へ配慮を 秘書らの介助で初質疑、参院委

参院国交委を終え、取材に応じるれいわ新選組の木村英子議員=5日午後

 7月の参院選比例代表で初当選した重い障害のある木村英子議員(れいわ新選組)が5日午後、参院国土交通委員会で初の質疑に臨んだ。木村氏は脳性まひで体がほとんど動かせない。車いすに座り、秘書らの介助を受けながら「障害者が地域で生活するにはさまざまなバリアーがある」と指摘。社会参加に向け「合理的配慮を進めるため質問したい」とはっきりした口調で抱負を述べた。

 参院によると、障害のため車いすと介助者が必要な議員による質疑は初めて。国交委は公設秘書による質問代読を認めるほか、介助に要する時間は割り当ての質問時間に含めないといったルールを定めた。


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