共産、次期衆院選で連合政権に道 中ロ念頭に大国、覇権主義批判も

共産党の第8回中央委員会総会で報告する志位委員長=4日午前、東京都渋谷区の党本部

 共産党は4日午前、第8回中央委員会総会を党本部で開いた。来年1月の党大会決議案を提示し、次期衆院選について「野党連合政権に道を開く」と表明した。志位和夫委員長は党大会で16年ぶりに決定する綱領の改定案を示し、中国とロシアを念頭に「いくつかの大国で強まっている大国主義、覇権主義は世界の平和と進歩への逆流となっている」と批判した。

 いずれも5日までの総会で了承される見通し。志位氏は綱領案の説明で、中国について核軍拡や沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入、南シナ海の軍事拠点化などを列挙し「社会主義の原則や理念と両立し得ない」と厳しく非難した。


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