馬術、「馬ふん」発電で電力供給 ヘルシンキの国際大会

ヘルシンキの馬術会場に設けられた「馬ふん」発電による携帯電話の充電コーナー(国際馬術連盟提供・共同)

 【ジュネーブ共同】“鼻つまみ者”が未来を照らす―。国際馬術連盟(FEI)は28日、ヘルシンキで27日まで開催されたワールドカップ(W杯)を含む国際大会で照明やスコアボード、携帯電話の充電コーナーなど大会運営に必要な全電力を「馬ふん」による発電で供給したと発表した。環境問題への意識が高い北欧で進む、スポーツ界のユニークな取り組みだ。

 FEIによると、4日間の国際大会で馬から集めたふんは約100トン。これを燃料に150メガワット超の電力を生み出し、余剰分はヘルシンキ一帯の家庭向けに回したという。


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