クレメンテ賞にカラスコ 大リーグで社会貢献に尽力

ロベルト・クレメンテ賞を受賞し、トロフィーを手に笑顔のインディアンスのカラスコ(中央)=ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】米大リーグ機構は25日、野球で実績を挙げるとともに社会貢献に尽力した選手に贈る「ロベルト・クレメンテ賞」に、インディアンスのカルロス・カラスコ投手を選出したと発表した。

 32歳の同投手は故郷ベネズエラに医療物資やおもちゃを寄贈したり、アフリカを訪れて子ども用の衣料品を配ったりした。本拠地クリーブランドの学校で本を読み聞かせる活動も評価された。

 昨季まで4年連続2桁勝利の右腕は今季、白血病で離脱しながらも6勝(7敗)を挙げた。

 クレメンテはパイレーツで通算3千安打を放った強肩強打の外野手で、1972年に搭乗機が墜落して不慮の死を遂げた。


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