ハンセン病家族補償、骨子案確定 超党派議員、最大180万円

 ハンセン病元患者家族の補償を議員立法で目指す超党派国会議員グループの作業部会は23日、補償額を最大180万円とする補償法骨子案をまとめた。関係者への取材で分かった。24日の全体会合で正式に決定し、11月中にも法案を臨時国会に提出する。元患者本人の補償法施行から18年を経て、元患者家族の補償の枠組みがほぼ確定した。

 関係者によると、補償対象となるのは元患者の親子や配偶者、きょうだいのほか、同居していたおい、めい、孫ら。親族関係で額に差をつける。6月の熊本地裁判決が認めなかった2002年以降や米国統治下にあった沖縄の被害も補償する。


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