IAEAトップ、再投票へ 2候補拮抗、決着つかず

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の理事会(35カ国)は21日、任期途中で死去した天野之弥事務局長の後任を決める選挙を行った。外交筋によると、IAEAのフェルータ事務局長代行が17票を得票、在ウィーン国際機関アルゼンチン代表部のグロッシ大使が16票で拮抗、決着がつかず再投票が行われることになった。

 今週後半か週明けに両氏への投票を行う方向で調整しているもよう。ここでも選出ができない場合は、立候補届け出から選挙をやり直すことになる。

 事務局長選は通常、1年かけて行うが、イラン核問題などを念頭に短縮し、10月中の選出、年内の正式承認を目指していた。


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