離脱採決、英下院議長が不許可 期日延期の可能性高まる

21日、ロンドンの英下院で意見を述べるバーカウ議長(英下院提供、AP=共同)

 【ロンドン共同】英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、英下院のバーカウ議長は21日、EUとの離脱合意案の同日中の採決を認めない考えを示した。ジョンソン首相は下院で19日に合意案採決が保留とされたため改めて採決に持ち込むことを提案したが、議長は拒否した。ジョンソン氏は10月末の離脱を最後まで諦めない意向。しかし残り日数は少なく、期日延期の可能性が一段と高まった。

 バーカウ議長は不許可の理由として、既に19日に合意案の審議を終え、関連法案の立法手続きが終わるまでは採決を保留すると下院で議決済みであることなどを挙げた。


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