バレリーナのアロンソさんが死去 キューバ、米で活躍

キューバ・ハバナの舞台に姿を見せたアリシア・アロンソさん(中央)=2012年11月(AP=共同)

 【ハバナ共同】キューバの政府系メディアによると、キューバの伝説的バレリーナで「キューバの至宝」とも呼ばれたアリシア・アロンソさんが17日、首都ハバナの病院で循環器の疾患のため死去した。98歳だった。

 アロンソさんは1920年12月、ハバナで生まれ、幼少からバレエを始めた。米ニューヨークで舞踏教育を受け、アメリカン・バレエ・シアターなどで活躍。48年にキューバ国立バレエ団の前身を創設し、長年にわたり監督を務めた。

 59年のキューバ革命以降、故フィデル・カストロ氏らが率いた政権とは良好な関係を保った。若い頃から視力が弱く、ほぼ盲目だった。


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