2019年10月17日 11:38 | 無料公開
インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」
1回の服用で済む手軽さから、昨年の発売以来多くのインフルエンザ患者が使用する治療薬ゾフルーザについて、日本感染症学会は17日までに、12歳未満の小児には慎重に投与するよう医療機関に求める提言をまとめた。薬が効きにくくなる耐性ウイルスが出る頻度が他の薬より高いことが理由。近く学会のウェブサイトで公表する。
12歳以上についてはデータが乏しいため、使用を推奨するかしないかの判断は見送った。
ゾフルーザは昨年3月に販売開始。厚生労働省によると、今年3月までの半年間で約600万人分が医療機関に出荷され、広く使われた。