BPOがフジのオウム特番を審理 松本元死刑囚の三女が申し立て

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は16日までに、フジテレビが昨年7月6日に放送した特別番組「FNN特報 オウム松本死刑囚ら死刑執行」について、審理すると決めた。

 松本智津夫元死刑囚の三女が「死刑執行をショーのように扱った」と訴え、謝罪を求めて同委員会に申し立てた。

 番組は松本元死刑囚らの死刑執行を速報。被害者遺族らの会見などを約1時間半にわたり生放送し、死刑囚の顔写真を並べたフリップに「執行」シールを貼りつけるなどした。

 フジテレビは「生放送の制約の中でできるだけ視聴者に分かりやすく伝えた」として人権侵害には当たらないなどと反論している。


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