古書店の遺体は経営者の兄 群馬・沼田、強盗殺人と断定

男性の遺体が見つかった古書店=15日午前10時50分、群馬県沼田市

 群馬県沼田市高橋場町の古書店で男性の遺体が見つかった事件で、群馬県警は15日、男性は古書店経営者の兄で、同店店員斎藤康盛さん(59)=同市=と確認した。店内のレジに物色の形跡などがあり、県警は強盗殺人と断定し、沼田署に捜査本部を設置した。

 沼田署捜査本部によると、遺体の胸や両手には複数の切り傷や刺し傷があり、現場には大量の出血の跡も見つかった。凶器は発見されていないという。16日に司法解剖をして死因などを調べる。

 レジには小銭だけが残っていた。店の外には商品も落ちており、持ち去ろうとした可能性がある。


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