全線再開まで1〜2週間 北陸新幹線、線路に被害

JR東日本の長野新幹線車両センターに並ぶ北陸新幹線の車両。周囲の水は引いていた=15日午前9時50分、長野市(共同通信社ヘリから)

 JR東日本は15日、北陸新幹線の東京―金沢間の全線再開には少なくとも1〜2週間かかると明らかにした。同日、長野―飯山間を点検した結果、線路の冠水で信号の電源装置に甚大な被害があると判明。復旧作業に時間がかかると判断した。ほかの被害が見つかれば、さらに時間がかかる可能性もある。

 北陸新幹線では長野市の車両センターで全車両の3分の1に当たる10編成120両が浸水。全線再開しても、本数は通常の5〜6割になるとしている。

 15日時点では、東京―長野間と上越妙高―金沢間で、臨時ダイヤによる運行となっている。


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