大崎事件、第4次再審請求へ 年内にも、弁護団が方針表明

鹿児島市で開かれた刑事司法の在り方を議論するシンポジウム=15日午後

 鹿児島県大崎町で1979年、男性の遺体が見つかった大崎事件で、殺人などの罪で服役し再審開始を求めている原口アヤ子さん(92)の弁護団は15日、年内にも第4次再審請求を行う方針を明らかにした。事件から40年となるのに合わせ、鹿児島市で開かれた刑事司法の在り方を議論するシンポジウムで明らかにした。

 原口さんは懲役10年の判決が確定し服役した。鹿児島地裁は2002年に再審開始を認めたが、高裁支部が04年に取り消した。2度目の再審請求も退けられ、第3次再審請求審で地裁と福岡高裁宮崎支部が再審開始を認めたが、最高裁は今年6月に取り消した。


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