核のごみ最終処分で来春基本戦略 国際協力で初会合

 日本や米国など主要な原子力利用国が参加し、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分の実現に向けて各国の連携を強化する国際会合が14日、パリで初めて開かれた。来春開催予定の次回会合で、国際協力に関する基本戦略の策定や、処分場の候補地選定を巡る各国の対話活動を紹介した事例集の取りまとめを目指す。

 会合では「これまで最終処分の技術面の協力は実施されてきたが、政策の進め方に関する国際的な議論は十分でなかった」として、国際協力の重要性を改めて確認。処分場選定を巡る国民との対話の在り方などについて意見を交わした。


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