北陸新幹線の浸水、状況把握難航 長野車両センター

水が引いたJR東日本の長野新幹線車両センターに並ぶ北陸新幹線の車両=14日午後1時33分、長野市赤沼地区

 台風19号による千曲川の堤防決壊で、浸水したJR東日本の「長野新幹線車両センター」は14日までに、水に漬かった新幹線車両の周辺から水が引いた状態になった。センターがある長野市赤沼地区には避難指示が継続しており、センターの屋内施設など詳しい被災状況の把握が難航しているという。

 北陸新幹線では長野駅より北側の新潟県にかけての区間で、被害の把握に時間がかかっている。車両センターは長野駅の北東約10キロの新幹線沿いにある。

 JR東は「新幹線が走る本線に浸水しているとの情報もあるが、避難指示が出ている区間もあり確認に行けないため、分からない」と説明している。


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