広域停電、なお16万戸 台風19号、千葉・長野で影響大

台風19号による大雨で千曲川が氾濫し、河川敷に張られた立ち入り禁止のテープ=13日午後2時9分、長野県上田市

 経済産業省は13日、台風19号による停電が、同日午後5時時点で16都県の約16万6千戸となったと発表した。ピークの約52万戸(13日午前0時ごろ)から復旧は進んだが、9月に台風15号に遭った千葉県や、河川が氾濫した長野県で大きな影響が続いた。広域の倒木や浸水で状況把握が難航し、停電が解消する時期の見通しは示せていない。

 同省によると、管内別の停電は東京電力が約10万7900戸で最多。中部電力は約4万8200戸、東北電力は約1万戸、関西電力は約60戸。

 東電エリアでは千葉県が最多の約7万2400戸。東電は他社の応援も得て約2万人以上の態勢で復旧に当たった。


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